株式会社アミカテラへの出資

当社グループは、植物由来で非プラスチック製品の原材料販売と製造を手がける株式会社アミカテラへの出資を行いました。同社は「地球に、優しく」をミッションに、セルロース残渣※や間伐材等の廃棄されてしまう植物を原材料として製造された非プラスチック製品「modo-cell®」(モドセル)の卸売・製造販売に取り組んでいます。

 

植物由来のサステナブル素材「modo-cell®」とは?

植物繊維(セルロース)・でんぷん・植物由来の天然樹脂・水を原材料に使用。放置竹林の竹や稲わら、トウモロコシの芯など、これまで廃棄されていた資源を無駄なく活用し、使用後は地上・海洋での生分解が可能なため、自然環境への負荷がありません。また、製品製造の過程で出るセルロース残渣や地域で発生する農業廃棄物を原料として使用することもできるため原料枯渇の懸念がなく、石油由来資源でできた容器などの代替素材として期待されています。

 

近年、深刻化している海洋プラスチック汚染問題に対して、生分解性を持つ同社製品や製造技術を活用することにより、環境負荷低減を実現できることから、この度、出資を決定いたしました。今後、両社は本出資を通じて協業関係を深め、アミカテラ社製品の活用をはじめとして持続可能な循環型社会の実現に向けた取り組みを進めてまいります。

 

「modo-cell®」の特長

 

①植物が主原料となるため、従来廃棄していた植物系残渣※なども原料として活用できる
②主原料が植物であるため、地上・土中で完全生分解される
③成型に独自の金型などは不要で、一般的なプラスチック成型機械での製品製造が可能
④放置竹林や農業廃棄物の処分対策に有効
⑤原料となる植物の特性を製品にも反映することが可能

 

※残渣(ざんさ)……原料となる液体や固体などから目的の成分を取り除いた後に残る不純物や絞りかす。

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