紙は木から作られる?

紙はみなさんの生活のあらゆる場所で活躍しています。様々な情報の伝達役、品物を美しく見せる飾り役、品物を届ける際の運び役、製品を作る際のサポート役など、身の回りを見てみると、ここでも、あそこでも紙が頑張っています。

加工し易く、安価な素材。それが紙です。大昔、羊皮や樹皮や藁や布などを使って作られていた紙はその後、木材を利用することにより、大量生産が可能となりました。

現在の紙の主原料は木材です。木材といっても、製材時の残材や廃材、そして間伐材などの他、環境に配慮し、持続可能な森林経営による植林木が原料として利用されています。この木材を加工して繊維を取り出したものは「パルプ」と呼ばれています。パルプとなる木材は年間1,632万トン。その内約70%が輸入されています。また、みなさんのお手元に届けられた紙製品を回収することで再生利用される「古紙」も原料の一つです。日本の古紙回収率は約81%。紙製品全体における古紙の原料利用率は約64%にものぼり、これは世界トップクラスの水準となっています。原料を大切に利用しながら社会を豊かにする素材、それが紙です。

 

 

紙のビジネスを担う、3つの業態

紙のビジネスには主要形態が3つあります。

1つ目は製紙会社。工場で様々な種類の紙を生産しています。

2つ目は紙という素材を利用して製品に仕上げていくユーザー。例えば、印刷会社・新聞社・出版社・文具メーカー・包装紙メーカー・段ボールメーカーなど様々です。もちろん最終ユーザーはオフィスや、みなさんの家庭です。

そして3つ目。素材を生産する側と、その素材を利用する側をつなぐ役割を担っているのがわたしたち国際紙パルプ商事です。国内外に拡がる当社のグローバルサプライヤーネットワークを駆使して、紙とその周辺素材を組み合わせ、みなさんへお届けしています。

日々大量に生産される紙とその周辺素材。そして生活のあらゆるシーンで利用されている紙製品等。紙の活躍するところにいつもいる会社。それが国際紙パルプ商事です。