
KPP公式キャラクターのエコモちゃんが、森づくりの大切さについて学んでいくよ。
みんなもエコモちゃんと一緒に調査に出かけよう!

エコモちゃん
こんにちは、みんな!
ぼくの名前はエコモちゃん!
今日からみんなといっしょに、自然を守るための{調査}^{ちょうさ}に出かけるよ。
ぼくのおうちは、KPPグループホールディングスっていう会社なんだ。
どんな取り組みをしているのか、みんなで調べていこう!
こんにちは、エコモちゃん。
KPPグループホールディングスがやっている、自然を守る取り組みを調べているんだってね。
それならまずは、C.W.ニコル・アファンの森{財団}^{ざいだん}の人に話を聞くといいよ。
KPPグループホールディングスが、10年以上もいっしょに、自然を守る活動をしているんだ。

{田辺}^{たなべ}さん

その声は、KPPグループホールディングスの{田辺}^{たなべ}さん!
10年以上もいっしょに活動しているなんて、すごいね!
くわしい話を教えてくれそうだね。さっそく、C.Wニコル・アファンの森財団の人に話を聞いてみよう。
よく来たね!エコモちゃん。
わたしはC.W.ニコル・アファンの森財団で理事長をしている{森田}^{もりた}です。

{森田}^{もりた}さん

こんにちは、森田さん。
アファンの森について、教えてください!アファンの森って名前は、何がもとになっているの?
アファンとは、英国のウェールズ語で「風が通るところ」という意味です。
この財団をつくった作家のC.W.ニコルおじさんが日本で森をつくろうと思ったきっかけが、ふるさとのウェールズにある{炭鉱跡地}^{たんこうあとち}※を森によみがえらせたアファン森林公園だったの。
人々の努力によって森はよみがえることを教えてもらったことから、名前をもらいました。
※{石炭}^{せきたん}というエネルギーのもとをほり出すための{炭鉱}^{たんこう}が、使われなくなった場所。


C.W.ニコルおじさん


ウェールズから来たニコルおじさんが、どうして日本で森を守る活動をするようになったの?
ニコルおじさんが来たころの日本では、{経済}^{けいざい}がすごいスピードで成長するいっぽうで、多くの森がこわされて、生き物のすみかが無くなりつつありました。
悲しんだニコルおじさんは、40年前からあれてしまった森を自分で買って、生き物がすみやすい森に生まれ変わらせてきたの。
ニコルおじさんは2020年に天国に行ってしまったけど、その思いは今も受けつがれています。


40年前のアファンの森

今のアファンの森

そんなに昔から森のことを考えてきたんだね。
アファンの森はどこにあって、どんなふうに森を守っているの?
アファンの森は、長野県の{黒姫}^{くろひめ}というところにあります。
あれた森はうっそうとヤブが広がって昼間でも真っ暗です。花も咲かないし、鳥も飛べない森になってしまうの。
時間をかけてヤブ刈りなどの手入れをすると、太陽の光や風が通るようになって、土の中にねむっていたタネから芽がでて花が咲き、その花に虫がやってきて、虫を食べに小鳥がやってきます。
こうやって、もともと森に住んでいた生き物達がもどってこられるようにしているよ。


あれた森の手入れを始めたころのニコルおじさん

アファンの森では、たくさんの生き物がいっしょにくらせる森をつくっているんだね!
ぼくも行ってみたいな!どんな生き物がくらしているの?
40年のあいだ手入れを続けてきた森には、{絶滅危惧種}^{ぜつめつきぐしゅ}※が約60種類も見つかるようになりました。
すみかがへってこまっている「ヤマネ」や「エビネ」も、アファンの森では、安心してくらしています。
こうやって、多くの生き物がいっしょにくらしていることを、{生物多様性}^{せいぶつたようせい}といいます。


(写真左から)アファンの森が目指す{命の環}^{いのちのわ}のイメージ、ヤマネ、エビネ

一度こわされた森に生き物をよび戻すには、長い時間がかかるんだね。
森田さんたちだけで森を守っているの?
わたしたちの活動をおうえんしてくれる人たちといっしょに、森を守っているよ。
KPPグループホールディングスも、10年以上前から、わたしたちに協力してくれています。
今、{地球温暖化}^{ちきゅうおんだんか}※と同じくらい、野生の生き物がへっていることが、世界中で大きな問題になっています。アファンの森では、より多くの生き物が安心してくらせるように、もっと森を広げていこうとしています。
エコモちゃんもおうえんしてね!
※地球がどんどん暑くなって、自然や動物、人間にえいきょうすること。


みんなで協力して、森を守っていくことが大切なんだね!
森田さん、ありがとうございました。
さっそく、今日の{調査}^{ちょうさ}でわかったことをまとめてみよう!

<今回のポイント>
● アファンの森は、ウェールズ出身のニコルおじさんが始めたよ。
● 40年をかけて、長野県内の森にたくさんの生き物をよび戻す活動を続けているよ。
● 多くの生き物がいっしょにくらしていることを、「{生物多様性}^{せいぶつたようせい}」とよぶよ。
● KPPグループホールディングスは、C.W.ニコル・アファンの森財団にさんせいして、10年以上の間、いっしょに森を守っているよ。


とっても大切なことが分かったね!
つぎの{調査}^{ちょうさ}では、KPPグループホールディングスの田辺さんに、新しくできたAfan KPPの森について教えてもらうよ!
楽しみだね!