
KPP公式キャラクターのエコモちゃんが、森づくりの大切さを学んでいくよ。
みんなもエコモちゃんといっしょに、{調査}^{ちょうさ}に出かけよう!

エコモちゃん
こんにちは、みんな!
ぼくの名前はエコモちゃん。みんなといっしょに、KPPグループが行っている自然を守る取り組みを{調査}^{ちょうさ}するよ。
きょうは、KPPグループの{加藤}^{かとう}さんに話を聞くよ。

{加藤}^{かとう}さん
こんにちは、エコモちゃん。
わたしは、KPPグループの{国際}^{こくさい}紙パルプ{商事}^{しょうじ}で働いている{加藤}^{かとう}です。 KPPグループでは、2011年から活動しているC.W.ニコル・アファンの森財団の東日本大{震災}^{しんさい}{復興}^{ふっこう}{支援}^{しえん}「森の学校プロジェクト」に共感し、宮城県東松島市の宮野森小学校で、和紙の原料を育てて使う「紙すき」の授業を行っています。
きょうは、そのお話をしましょう。

{加藤}^{かとう}さん、よろしくおねがいします。
KPPグループはどうして宮野森小学校で紙すきの授業を開くようになったの?

今から9年前の2016年に、地震により大きな被害を受けた小学校を新しくするのに、「森の学校」にしようという話があって、そこに協力させてもらったのが始まりです。
KPPグループから、和紙の{原料}^{げんりょう}になる木を50本プレゼントして、学校の森の一部に植えてもらいました。そのとき一緒に紙すき教室を開いたのが、今も続いています。


小学校のとなりの{復興}^{ふっこう}の森と、植わっているミツマタの木です。ミツマタは和紙の{原料}^{げんりょう}になります。

紙すき教室は、どうやって開いているの?

震災からずっと森の学校のお手伝いしているC.W.ニコル・アファンの森財団の人たちに加えて、高知県で和紙を作る仕事をしているロギールさんが協力して、紙すき教室を開いています。{簡単}^{かんたん}そうに見える紙すきですが、実はたくさんの道具と{技術}^{ぎじゅつ}が必要です。たくさんの人たちが協力して、紙すき教室が成り立っています。

ロギール先生が、紙すきの材料を説明したり、楽しく作業できるように笛を吹いたりします。

どうして和紙づくりが、{被災地}^{ひさいち}の{復興支援}^{ふっこうしえん}につながるの?

紙すき教室では、{伝統}^{でんとう}的な方法で和紙を作ります。小学校で育てたコウゾとミツマタを使い、山や海でとれる葉っぱや海藻をかざり、世界に1{枚}^{まい}の和紙が完成します。和紙作りを楽しみながら、自分たちの住んでいる地域が与えてくれる恵みに気付き、{震災}^{しんさい}で失われそうになった人々の自然との{絆}^{きずな}を、もう一度育てる手助けになればと願っています。


コウゾとミツマタの{繊維}^{せんい}を溶かした水を、木の枠に流して和紙を作ります。

紙すき教室を、今後どんなふうに続けていきたい?

紙すきで作った和紙はとても強く、何年も、何十年も後まで残ります。同じように、紙すき教室がこの地域の新しい文化として、長く根付いていくようにお手伝いを続けていきます。同時に、多くの人が紙を身近に感じるきっかけにしていきたいと考えています。これまでに紙すき教室に参加した生徒が、「作った和紙を今も大切にしているよ」と声をかけてくれることがとても嬉しいです。

森や紙の力が、いろんなところで人びとの役に立つのがうれしいね。
さっそく、きょうの{調査}^{ちょうさ}でわかったことをまとめてみよう!

<今回のポイント>
●KPPグループは、東日本大{震災}^{しんさい}の{被害}^{ひがい}を受けた宮城県東松島市の宮野森小学校の{復興}^{ふっこう}{支援}^{しえん}で、2016年から紙すき教室を開いているよ。
●紙すきの材料には、小学校にみんなで植えた、コウゾとミツマタの木を使っているよ。
●紙すき教室は、C.W.ニコル・アファンの森財団の人たちや、紙すきを教えてくれるロギールさんなど、たくさんの人たちが協力して成り立っているよ。
●宮野森小学校の近くでとれた材料で和紙をつくることで、自分の住んでいる地域の豊かさに気付けるよ。


とっても大切なことが分かったね!
エコスタでは、これまで4回にわたって、KPPグループが行っている森づくりの取り組みを学んできたよ。
これからもアファンの森とのすてきな関わりをたくさん紹介していくよ。
楽しみにしていてね!