国際紙パルプ商事株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 社長執行役員:栗原 正、以下 国際紙パルプ商事)と品川区立環境学習交流施設「エコルとごし」(東京都品川区、館長:中藏康之、以下 エコルとごし)は、同館のキッズスペース内に紙製の人工芝を敷設し、23日から一般に公開されましたことをお知らせします。紙製人工芝の導入により「エコルとごし」キッズスペースの快適性向上を図るとともに、来館者に対して海洋プラスチックごみの現状に関する周知・啓発をめざします。

日本国内では年間140トンのマイクロプラスチックが流出しており、そのうち人工芝由来と考えられるごみは最も多く、質量比で全体の25.3%を占めています(一般社団法人ピリカ「マイクロプラスチック等の流出実態調査2020年度版」より)。品川区は脱炭素社会の実現をめざし、プラスチックごみ削減においても民間事業者等と連携しながら様々な取り組みを実施しています。

敷設した人工芝の素材は、国際紙パルプ商事が扱う「かみのいとOJO⁺(オージョ)」製で、従来の人工芝と異なりパイル部分が紙製のため、プラスチック使用量の削減やマイクロプラスチック問題の解決に貢献できる素材です。紙の特徴として摩擦熱を通しにくく、子どもがはだしで走ったり転んだりしてもけがをしにくい利点もあります。

紙製の人工芝を導入した「エコルとごし」は2022年5月に開館し、東京都内の公共建築物で初めて「Nearly ZEB」認証を取得した高い環境配慮性を有する施設として、全国から数多くの視察を受け入れています。年間来館者数は約22万人(2022年度実績)で、多世代に向けた身近な視点の環境教育に取り組んでいます。

OJO⁺製人工芝が敷設されたキッズスペース

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